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2018年11月27日火曜日

安価ジャンク Acer ES1-131-A12N をリカバリ!

先日、ハードオフ巡りをしていて、程度は良いのにジャンク品として売られているノートPCを見つけました。
AcerのEA1-131-A12NというWindows10機種です。
調べてみるとAmazon限定モデルらしく、価格を抑えるためにいろいろ安く作られているようです。

全体的にプラスティックで華奢ですが、ある意味軽くて持ち運びしやすいとも言えます。
内臓eMMCは32GB、メモリ2GBなので、運用には内部ストレージは極力使わず、外部のUSBドライブやSDカードを使うことになりそうです。

テスト起動した限り液晶も奇麗だし、それほど本体に傷もないので上品だと思います。
ジャンクの理由は、Windows10のリカバリに失敗するからとのこと。
ならばubuntuを入れてしまえばいい、と言うことで購入しました。
税込み6480円でした。
Amazonで調べると「中古品の出品: ¥ 36,280より」とのことなので、破格の安さで手に入れたことになります。

家に持ち帰り、まずはWindows10のリカバリを試してみます。
確かに途中でエラーが出てしまいます。
リカバリ領域が壊れているみたいです。
と言うわけで別のOSをインストール。

最近気に入っているのはkona linuxです。
軽いし使いやすいし、デスクトップもおしゃれです。
起動時にF2連打でBIOSに入り、USBブートにして、さらにUEFIからレガシーに変更。
これでKonaを入れたUSBメモリーから起動できるようになりました。
さて、次はノートPCのハードディスク(実際はeMMC)にインストールとなるわけですが、これがどうやっても入らない。
事前にext4にフォーマットしておいてもダメ。
それより、このeMMC最後の1MBだけどうやっても使えない領域がある。
ネットで情報を探すと、皆さんも別OSのインストールに失敗しているようでした。
どうやら先に書いた1MBのせいらしく、linux系はエラーになるが、Windowsでは無視できるというバグを利用したプロテクトで、Windows10以外を使わせない仕組みらしいです。
仕方ないのでしばらくはUSBブートでkona linuxを使っていました。

別に何の不自由もなく使っていました(USBポートが一つ潰されることくらい)が、ヤッパリ単体で使えないのは勿体ない。
ならばこのノートPCに最適なWindows10を入れれば良い!
と言うわけでやってみました。
とは言えリカバリ領域は壊れているどころか、linuxをインストールする際にまっさらにしてしまっています。
しかし心配は入りません。
マイクロソフトはこういうときのために、再インストール用のUSBドライブ作成ツールを用意してくれています。
Googleなどで「windows10 インストール usb」と入れて検索するといろいろ情報が出てきます。

ここ(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)から再インストール用USBを作成すば、Windows10を入れることが出来ます。
早い人は1時間ほどで作れるようですが、我が家のネット環境が遅いので、このインストールメディアを作るのに一晩かかりました。

さて、実際にインストールしてみます。
実はUFEIに戻していなかったので一度失敗しました。
インストール自体はほとんどなにもする必要はなく「次へ」を数回押すだけでインストール完了です。
認証コードも入れることはなく、無事内臓のeMMCにWindows10 64bitを入れることができました。

初期状態では空き容量は13GBほどでした。
Chromeブラウザを入れて11.6GBの空き。
やっぱりここから先は外部ストレージに頼ったほうがよさそうですね。

現在、そのAcer ES1-131で記事を書いています。
なかなか快適に使えています。

再セットアップ後にAmazonのレビューで見かけたのですが、どうやらリカバリーで失敗するのはこの機種のデフォだそうです。

PCに明るくない人には「壊れたらおしまい!」の商品ということになりますね。
おそらく、前のユーザーも不調のWindows10をリカバリしようとして「あれ、出来ない、壊れてる!」と手放したのでしょう。
私にとっては素晴らしい掘り出し物でした!

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