Google+にはいろんなポストがされているけど、たまに学術的なポストも見かけます。
今回、目にして納得したのが【方程式に対する、理系と文系のイメージの違い】でした。
そのポスト曰く
・理系は方程式を「線」として理解する
・文系は方程式を「点」として理解する
この表現が、わたしにとってすごく納得できるものでした。
そしてこれとはちょっと違うのですが、私が高校時代に友人と論争になったことを思い出しました。
激しく歳がばれますが、私が高校時代のミリタリー系雑誌に次期主力戦闘機についての記事がありました。
その記事の中に次のようなことが書いてあったのが、論争の発端です。
有事の際に備え、エンジンは双発が望ましい。
双発ならば、片方のエンジンが停止しても残ったエンジンで帰還できるからだ。
これを読んで、友人はこう言ったのです。
「片方のエンジンが止まったら、回転してしまうから絶対に無理だ!」
この意見を読んで「その通りだ」と思いますか?
それとも「オイオイ!」と突っ込みを入れますか?
私は「飛行機は翼の揚力で飛んでいるから、飛行中にエンジンの片方が止まっても大丈夫」と言ったのですが、最後まで納得してもらえませんでした。
彼には彼の理論があり、絶対に譲りません。
簡単に言えば、彼は「飛行機はエンジンで飛んでいる」ということを信じているわけです。
だから「右のエンジンが止まったら、左の推力が勝って、右に回ってしまうはずだ!」と言います。
たしかに地上に止まっているときであれば、推力の勝る方が先に行こうとして真っ直ぐに進まないかもしれません。
※でも実際は路面との摩擦を生むタイヤがあるので、そこで制御できます。
問題は離陸できる揚力を得られるまでの加速ですね。
たぶん、彼の頭の中には紙飛行機を自分の手で飛ばすとき、その手にかかる力の瞬間……つまり「点」のみを想像してしまったんでしょうね。
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