先日手に入れてから、100kbpsという速度の割にはなかなか快適なDTIのワンコインSIM、
「ServersMan 3G 100」
050Plusでは通話ができるということですが、実はもう一つのIP電話ではどうなのか試してみました。
●もう一つのIP電話
それは「FUSION IP-phone SMART」というサービスです。
このサービスの最大の特徴は「月額0円で維持できる」というところにあります。
利用料金も一律「30秒8.4円」という普通の電話に比べてもダントツに安いのです。
無料通話のないSoftbankでは「30秒21円」でしたから、約1/3となります。
2chのモバイル板では「DTIの100kbpsではFUSIONは無理」と書かれていますが、無料で始められるなら試してみようと思い申しこんでみました。
もしダメなら、モバイルルネッサンスSIMの方で使えばいいや……という算段もあります。
申し込みはwebから行います。
メールアドレスとクレジットカードがあれば、050から始まるIP電話番号はすぐに発行されます。
※サイトによると混雑時は1時間ほどかかることもあるようです。
そして接続パスワードなどの設定をメモしたら、SIPを用意します。
このあたりが050Plusとの違いです。
SIPとは電話をかけるアプリです。
これを自分で用意しなければなりません。
FUSIONのサイトでは
・株式会社ageet/ AGEphone
・日本エヴィクサー株式会社/Chiffon(シフォン)
の2つを推奨しています。
そこでまずはAGEphoneを試してみました。
●AGEphoneによる通話実験
設定を行い、いざ電話をかけてみます。
しかし……残念なことに音声は途切れて何を言っているのかわかりませんでした。
やはり2chのDTIスレッドの書き込み通りFUSIONは使えないのでしょうか?
100kbpsという低速回線の限界なのでしょうか?
だがここでやめては面白くないので、今度はFUSIONのスレッドを覗いてみました。
●別のSIPで再度チャレンジ
FUSIONスレッドでは「SIPはZoiper一択」という書き込みが目立ちます。
調べてみるとAndroid用のZoiperもあるようです。
これがZoiperのダイヤラー画面。
このようにアカウントを設定します。
●いざダイヤル
知り合いの携帯に掛けてみたところ、IP電話特有の遅延があるものの、ちゃんと会話できました。
遅延は0.5~1秒以内というところなので、ギリギリ我慢できる範囲ですね。
通話直後に回線速度の測定をしてみましたが、70~80kbpsでした。
この速度で通話できるとは驚きです。
●着信は?
もちろん着信も普通に出来ます。
AGEphoneでは着信音が1回しかならないという報告もあったのですが、
Zoiperでは電話にでるまで鳴り続けます。
ちゃんと待ち受け電話としても使用可能なことがわかりました。
●結論
FUSIONは050plusに比べて、留守番電話などのサービスがありませんが、
月額基本料0円で、電話番号を維持することができます。
DTI ServersMan 3G 100という490円回線にこのIP電話を組み合わせると、490円で待ち受け専用電話が持てることになります。
これで実用になるかどうかは、もう少し試してみなければなりませんが、
ワンコイン100kbpsサービスでも、FUSIONで通話可能でした。
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