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2020年6月25日木曜日

Retoro その後

Mode-1 Retoroを数日使っています。
小さく軽く動作も軽快でなかなか気に入っています。
懸念のバッテリーの持ちですが、普通に使う分には1日持つことが分かりました。
また画面は多少狭くなりますが、ナビゲーションバーを表示させることが出来るのも分かりました。 これを使うとAndroid7のマルチウィンドウが利用出来ます。
狭い画面を更に二つに分けるのは実用的ではないと思われるかもしれません。 しかし、文章作成のBGMにYoutubeを流すと言う使い方も出来てなかなか便利です。 昨日はBTキーボードを繋いでみたりしました。 Retoro のフリップ液晶は開く角度が固定なのでテーブルに置いて見るという使い方には向いていないようです。
テーブルに置いてRetoroを視聴する昔ながらのガラケースタイルが使えないのはちょっと残念でした。
本当はこう置きたいのですけれど、ちょっとでも振動があると倒れちゃいます。

2020年6月21日日曜日

ガラホ購入! Mode-1 Retoro

コロナウィルスによる緊急事態宣言で、件をまたぐ移動が禁じられていましたが、それもやっと解除されました。
そこで久々のドライブを兼ねて群馬県のオフハウス/ハードオフを巡ってきました。
そのうちの一店舗で以前から気になっていたスマホ……いや、ガラホを発見。
しかも中古とは言え未使用品の様子。
値段を見ると3000円だったので即購入してしまいました。
それがMode-1 Retoroです。

Mode-1 Retoroは所謂二つ折り携帯電話の形をしたスマートフォンです。
ガラケー時代の形をしたスマホなので、ガラホと呼ばれたりします。
閉じた状態でも時間が分かる小窓があったりと、Retoroの名に相応しい懐かしいデザインです。

Pixel 3aとのサイズ比較です。
昔のガラケーよりは大きめなのですが、それでもやはり小さいです。

手に取るとこのくらいのサイズです。
ガラケーの懐かしい握り心地です。
ちなみに重さは141gで、サイズの割には軽く感じます。

開くと全体の半分以上のテンキーが激しく主張してきます。
画面は3.5インチなのですが、テンキーが大きすぎて、比較すると小さく感じます。

左サイドには音量キーしかありません。
ガラケー時代のシンプルさです。

右サイドにはシャッターボタンと、MicroUSBポート。
充電はこのMicroUSBから行います。
このあたりはスマホと一緒です。
また、イヤフォン端子は付属の変換ケーブルをこのMicroUSB端子にさして行います。

OSバージョンはAndroid7なので、最近のアプリはほとんど問題なく動きます。
ただ、テンキーやカーソルキーで快適に動かせるかというとそれは別。
このMode-1 Retoroはタッチパネルにもなっているので、これを使うことでほとんどのアプリに対応できます。
画面のサイズと解像度の関係があるので、使用するアプリは選ぶことになると思いますが、基本的に動かせるというのは安心感が違います。

フリック入力が苦手な人にはこの物理テンキーによる携帯入力は良いかもしれません。
ガラケーからスマホに移行する途中段階にこのガラホを挟むと、操作慣れがスムーズに行くのではないかと思いました。
初期で搭載されているIMEはOpenWnnで本機の物理テンキーに対応していて快適に入力することが出来ます。

そのうえ、画面を使ってのフリックにも対応できるので自由度が高いと感じました。

また「通話とメールくらいしか使わない」という人にはシンプルホームという設定が用意されています。
これに切り替えるときには一度再起動が必要になるのですが、まるで昔のガラケーのような画面になり、簡単に乗り換えられます。
例えば、格安の通話SIMを入れて、メールはGmailにすることで通信費を押さえることが出来ます。
「せめて祖父母にLineだけは使わせたい」などの要求にも対応できるわけです。

購入直後に「Googleマップ」や「Yahoo!カーナビ」を使って、家まで案内させてみました。
起動直後でコンパスのキャリブレーションを行っていなかったためか、車が止まる度に方角を見失ってその場でくるくると回転することが多くありました。
またGPSの精度はそこまで高くないのか、現在位置が道路一本分ずれて案内がおかしくなることもありました。
このあたりは後日しっかりキャリブレーションをすませてから歳チャレンジしてみたいと思います。
(なお、この記事を書きながら試していて気づいたのですが、GPSセンサーはWifiと連動しているらしく、Wifiを切ると即位できなくなります。
屋外でバッテリー消耗を避けるためにWifiをOFFにしていると、GPSが使えなくなるというのは気づかないと「故障か?」と思われることでしょう。
私は以前、Sonyの某端末で経験したので慌てずにすみましたが……)

あとはバッテリーが1650mAhしかないため消耗が速いことが残念です。
重量が多少増しても2000mAhは欲しかったと思いました。

まだ購入後24時間も経過していないので、使い込んでいくと印象が変わるかもしれませんが、ひとまずのところ満足感は高いです。
それも3000円(税別)だったということもありますが。

2020年6月17日水曜日

Wishでインチキ商品を買った

安い海外の通販サイトのWishをご存知ですか?
値段はそれなりに安いのですが、どうしてそんなに安いのかと不安になると思います。
私はいくつかの商品を買ったことがあります。
確かにインチキ商品が多い印象です。
例えば、磁気ブレスレットを買ったのですが、ただのステンレスで全く磁気がないものや、NFCの指輪となっているのにどうやっても反応しないもの、などを掴まされました。
まぁ、いずれも送料込みで数百円なので、仕方ないと諦めていました。

そして今回もっとも悪質な商品を手に入れました。
HUAWEI製のポータブルHDDの粗悪コピー品です。
ひょっとすると本物なのかもしれませんが、一応大企業のHUAWEIがこんなインチキをするとは思えないので……
殻割りしたインチキHDD

私が購入したのは2TBのもので、送料込みで4500円というタイムセール品でした。
3ヶ月近くかかって到着したこのHDDさっそくバックアップ用に使ってみようとしました。

Windowsにつなぐとたしかに2TBの容量がありました。
しかしコピーをしていくと300GBほどでなぜかコピーが停止。
以後、どうやってもコピーできず、さらに消すこともできない状態。
仕方なくフォーマットをすると、そのままお亡くなりになりました。

中華製のメモリーには見かけと実態で容量が違う海賊品があります。
たとえば、見かけは64GBのSDカードですが、実は2GBのMicroSDと容量を騙すプログラムが入ったSDカードアダプタで構成されており、フォーマットをするとこの不整合がおこるために二度と使えなくなるというものがあります。
その記事を読んだ記憶が蘇り、HUAWEI製2TBのポータブルHDDを分解してみました。

中には2.5インチのHDDが入っています。
そのアップがこちら。
汚い!
どうみても中古の部品で作りましたといわんばかり!

とりあえず、HDDを詳しく見てみます。
写真中央に注目!
なんと、容量表示が削られています。

しかし、型番を見ると「Z5K320-160」となっています。
ちなみにこの写真をGoogleレンズにかけたところ……

HGST製の320GBだそうです。
300ギガほどでコピーが止まったのも納得。

普通ならこれをwishに報告するところですが、実は到着までに時間がかかりすぎ、すでに返金処理が済んでおり、私に損失はありませんでした。
その後、忘れた頃に到着したので使ってみたところ、このようなインチキ商品であったというまぁ、ネタを提供してもらったような形になりました。

安かろう、悪かろうは中華では当たり前。
安物を買うときには、このようなリスクを覚悟しなければなりませんね。




2020年6月9日火曜日

Pomeraと私~ようこそDM30


ポメラDM10が発売されたときに、すぐに飛びついて購入しました。
当時はスマホも今ほどの性能はなく、私はキーボード付きPHSのW-zero3シリーズを愛用していたが、やはり快適にテキスト入力ができるPomeraに飛びついたのです。
それなりに満足はしていましたが、結局のところ仕事柄持ち歩いていたノートパソコンに軍配が上がり、使用頻度は低下してしまいました。
それでも長い間ブログは書いていたため、パソコンよりも起動の速いPomeraは完全に使わなくなることはありませんでした。
DM10は初代機ということもあり、UIメニューがループ出来ないなど使いにくいところがあります。
続くDM20以降ではかなりの改良がなされやっと成熟したようですが、当時の私は買い換える余裕はなく、たまたま秋葉原で投げ売りしていた廉価版のDM5を買うまではDM10を使い続けていたのです。
とはいえ、DM5を手に入れる頃にはDM10はほぼ使わなくなっていた。
理由は加水分解とヒンジ破損のせいです。

DM25まではボディのラバー処理が経年劣化による加水分解でべたべたになって来るという致命的な欠点があった。
逆に廉価版であるDM5は高価なラバー処理がなされていないため、いつまで経ってもベタつくことはありません。
ただしDM5は廉価版故に液晶の解像度が低く、また反射させても見えにくいという点で一度DM10のきれいな液晶に慣れた身には、常用するにはかなり厳しかったのです。
DM5 DM10 DM30の画面比較

ちなみに、DM5を手に入れる前にはDM100を予約購入しています。
折りたたみではなくなってしまったが、その分かなりのパワーアップをしていました。
しかし私の買った端末がはずれを引いたようで、底面がねじれており、平らなテーブルに置いても対角線の足が浮くという非常に使いにくい物でした。
また重量配分が良くないのか液晶面が重く、液晶を立て気味で使わないと倒れるという重心の悪さがいやになり、10万円以上出費したのに対して使わなくなっていきました。
CVS形式のエクセルが使えることで、多少は仕事にも役立ったあのですが、それならばWindowsノートPCを使った方が快適という結論に至りました。

それに引き替えその後継機のDM200はかなり使っています。
元々は買う予定はなかったのですが、クラウドファンディングで入手予定だったGPD Pocketの到着が数ヶ月遅れることが決まり、その間にどうしても軽量な下書きマシンが欲しくなって購入に至りました。
DM100と同じくキーボードは折り畳めないのですが、内部でLinuxが動くなど面白いことも出来ました。
何よりWZ形式のアウトラインが使用でき、文字コードがUTF-8に対応したのが購入の決め手としては大きかったです。
私は仕事の文書はアウトラインで作成し、頻繁に項目感を移動するという編集スタイルを取っているため、このWZ形式のアウトラインに対応しているのは非常にありがたいものでした。
おかげで個人的なブログだけではなく、仕事現場でもノートPCの代わりに大いに活躍しました。
今でもテキストベースの仕事はDM200にファイルを入れて、社外で作業したりと活用しています。

しかし、DM200もその性能故の大きさのせいで、気軽な外出時には持ち出すのはちょっと面倒です。
私は出来る限り荷物は減らしたい派で、鞄はジャストサイズに小さくしたいのです。
仕事でノートPCを持ち出すことが多いので、ノートPCを入れつつも軽く出来る鞄を探して、いろいろと買い漁ったり、どうしても自分の使い勝手のいい鞄を求めて、仕方なくミシンで縫ったりもしたくらいです。
最近は、コロナの影響で外出自粛となったため、レザークラフトで鞄を作ったりもしました。
これが25*20ほどの小さなサイズで、我ながら良くできたと、とても気に入っています。

当然このサイズだとノートPCもDM200も入りません。
折りたたみのBluetoothキーボードを入れて、スマホや小さなタブレットと連携すれば、長文入力は出来るので、少しの間はそうしていました。
しかし、やはりBluetoothで接続し、キーボードとタブレットを用意するとなると、テキスト入力開始までに1分はかかるわけで、「さあ、何かテキストを打つぞ!」と気持ちを持って行く必要が出てきます。
そこに行くとPomeraはキーボードを開けばすぐにタイピングすることが出来る。
アイデアを逃さないためにもやはり、折り畳めるPomeraが欲しいくなったのです。

だがDM10は破損し持ち出せず、DM5は見づらくてテキストに集中しにくい。
せめてDM20が欲しいのだが、中古でも2万円超えという事実。
逆に最新のDM30の方が、新品でも2万円以内で買えるということに気づいた。
オークションなら送料込みで1万4千円ほどでも手に入るのだ。
DM30入手

こうして私としては5台目のPomeraが手元に到着しました。

化粧箱も説明書もない。
ただエアパッキンに包まれた本体だけが送られてきました。
まぁ、安いのだから仕方ありません。

キーボードの展開方法はスライド機構を廃止したために、2つ折りから3つ折りになり、その効果もあってかなり広くなりました。
DM10からのシリーズはキー同士がくっついていたのですが、DM30はキーの間があるアイソレーションキーボードなのです。
これがかなり打ちやすく、DM200に匹敵した快適なキーボードです。
唯一押しにくいのはスペースキーでした。
これを親指で押そうとした場合、手前の縁角を叩いてしまい、スペースまで届きにくいのです。
なので変則的ですが、人差し指で変換するか、手首を挙げて親指が縁に当たらないようにするなど工夫が必要となります。

DM30の特徴であるE-Ink画面は確かに残像は残るのですが、こうして長文を打っている間もそれほど気になりません。
「F12」を押すことで手動でリフレッシュすることも出来るのですが、(この文章を打ってきている)ここまで1度もやっていません。

それよりはレビューで何人かが書いていたプチフリーズの方が気になりました。
DM5を使っていた時でもこのようなフリーズは起こらなかったので、これは残念なポイントです。
それから、テキスト入力と表示の追従性が1テンポ遅れるのですが、最初はE-Inkだから仕方ないと思っていたのですが、これは表示ではなく内部処理の問題のような気がします。
たまに取りこぼしがあるのですが、プチフリーズの極めて短い状態が起こりキーを取りこぼしている可能性が高いと感じています。
これを防ぐには、あまり速くタイピングしてはいけないようです。
また長文ではなく1ファイルの文書量を減らすなどをしなければいけないかもしれません。

そして1番残念なポイントは、DM200に慣れた身として文字コードがShift-JISのみになっている点です。
WZ形式アウトラインは使えるので、このDM30は「DM25とDM200の中間」のような出来です。
あくまでもDM25ベースで、アウトラインが使えるようになった程度になります。

とはいえ、仕事と連携しなければShift-JISでも問題ないので、プライベートメインのテキスト入力端末としては、全体的には満足です。

私が想定するDM30の使い方はこうなります。
1)まず、文章をDM30で完成させる。
2)その後、QRコードに変換し、スマートフォンで読み込む。
3)そしてスマートフォンからブログに投稿する。
 場合によっては一度Google Driveにて共有し、デスクトップPCで投稿を行う。

この1)を集中して行うためにPomeraが活躍するであろうという算段です。



実際、このブログ記事は基本的にDM30で作成し、QRコードでスマホに取り込み、Drive経由でデスクトップからブログ投稿をしています。
やはり写真を掲載したりすると、デスクトップが楽なので。

それにしても久々にPomeraで長文を打ってみましたが、本当に快適でした。
これからの生活に持ち歩くアウトプットマシンとして活躍させていければと思います。