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2020年7月30日木曜日

Unihertz Atom L を手に入れての感想

クラウドファンディングのUnihertz Atom Lが届いてから二週間が経ちました。
追跡番号が到着後5日してから届くという状態で、届いたときは「えっ? いきなり?」と嬉しさよりも戸惑いの方が大きかったのが正直な感想です。

Atom Lは同型のXLからトランシーバー機能を取り去った純粋なスマートフォンです。
トランシーバーなど使う予定もないし、価格も安くなるので迷わずLの方にしました。
また名前の由来となっているAto
mは2年ほど前に同じくクラウドファンディングで登場した小型のスマートフォンです。
Lはそれを大きくしたデザインとなっています。
RAMは6GB、ROMは128GB、OSはAndroid10、4インチの液晶に4,300mAhの大容量バッテ
リーで、2SIMスロットはDSDSというかなりパワフルな端末です。

到着後すぐにブログを書かなかった理由は、バッテリーのエージングが終わらないうちは性能を正しく評価できないと思ったからです。
その甲斐があって、丸一日使っても72%の残量。
普通に使うなら1回の充電で3~4日は使えそうなスタミナは心強いの一言です。
試しにずっと充電せずに使用したところ、5日近く普通に使えそうなスタミナでした。

ただし、本体重量が225gとサイズの割にかなりずっしりきます。
厚みも17mmあるのではっきりいって分厚すぎ。
サイズ的には手に収まりがよくメインの端末よりこっちの画面を見ている時間のほうが長いくらいに気に入っています。
これで厚みと重ささえ少なければ……
バッテリーを3,000mAhに減らしてもいいので厚みを10mmくらいにして欲しかったです。
この厚みだと、車載のスマホホルダーに入らないので、メイン使いに昇格させにくいこともあります。

Unihertzの製品は、Jelly Pro、Atom、Titan、そして本機Atom Lと4台目でいずれも気に入っています。

最近はJelly Proにおサイフケータイ機能をもたせた製品をラインナップしています。
魅力的な製品ですが、これには飛びつきませんでした。
理由は老眼なので、小さい画面が辛くなったこと……
本当に歳は取りたくないものです。

2020年7月26日日曜日

【危険】Gemini PDA バッテリー膨張の応急措置【追記あり】

フルキーボードを搭載した究極の小型端末であるGemini PDAですが、
バッテリーが膨張し、バックパネルが弾け飛びそうになっていたために
ここのところは使用を控えていました。

しかし、今日ふとみたら、更に膨張が進み、液晶がきちんと閉まらないくらいになってしまっていました。

Gemini PDAは金属パネルを組み合わせ、ヒンジを引っ張る構造になっています。
バッテリーの膨張で、バックパネルが引きつり、液晶が閉じる余裕がなくなっているのです。
本来はピッタリと閉じることで液晶が消えるのですが、ちゃんと閉じないため付きっぱなしです。
これは困ります。

そこで、バッテリーをよく見てみると、膨らんでいるのは、バッテリー内部に溜まったガスのせいだとわかります。
指で押すと、ぷにぷにとガスの動く感触が返ってきます。
「このガスを抜けば、バックパネルが閉まるのでは?」
リチウムイオンバッテリーに傷をつけたら発火してしまうので、危険なのですが、被覆だけに穴を開け、内部のガスを出してみることにしました。
カッターの先でゆっくりと傷をつけ、なんとか穴を開けることに成功!
中のガスがなくなるとぐっと厚みが減りました。
開けた穴はカプトンテーブで補修し、きちんとパネルが閉まることを確認しました。
これで液晶が点きっぱなしになることがなくなりました。

ですが、危険な緊急措置なので、全くおすすめできません!

追記
やっぱりやるべきではなかったようです。
理由は、充電ができなくなりました。
現在の充電が切れたら、動かなくなりそうです。
ああ、早くバッテリーの販売を再開してほしいですね。

更に追記
電源を切った状態でUSBをつないだままにしていたら、
3〜40分後に充電が開始されました!
以前のようにケーブルinで即充電ではありませんが、まだ使えることがわかって一安心です。

原因解明
充電できなかった原因がわかりました。
最近の充電器は急速充電対応のものが増えています。
しかし、Gemini PDAは急速充電に対応していないためか、これだと充電されないようです。
私はたまたまそばにあったType-Cケーブルを指したのですが、これがUSB PDだったので充電しなかった様です。
原因がわかって一安心です。



2020年7月23日木曜日

Asus Chromebook Flip C214MA をゲット

持っていたChromebookがAcer Chromebook Tab10を除いて、すべて更新期限切れになってしまいました。
一応、1年前に切れたC720でなければまだChromebookとして利用は可能なようですが、これもいつまでまともに使えるのか、まったく保証がありません。
そこで新しいChromebookを物色していました。
最近何かと話題のLenovo IdeaPad Duetは専用のキーボード付き2in1で、形もSurfaceのようにスタイリッシュ。
価格も4万円とかなりリーズナブルで目を引きます。

しかし、タブレット型ならばAcerのTab10を持っているわけなので、似た機能をもつこちらは候補から外しました。

話は変わりますが、私がノートパソコンを使っていて気になるのは、液晶パネルの開度です。
昔のノートPCは結構180度開くものが多かったのですが、最近のものは途中で止まってしまう物がほとんどです。
昔、電車の座席で仕事の続きをしていたとき、前に立っていた人がかばんを落とし、当たった液晶が逆に折れてしまったという経験があります。
実はこのとき使っていたのがシャープのTeliosというWindows CE端末で、当時は珍しいターンオーバー機構を搭載していたために大事に至りませんでした。(液晶保護シートも貼っていたので、それに傷がついた程度)

もしこのとき、開度が150度程度のノートだったら、一発でヒンジが破損したことでしょう。
そういう意味ではSurfaceのようなキックスタンド型を採用したIdeaPad Duetというのは正解な気がします。
または、あのTeliosのようにターンオーバー機構を備えたノートということになります。

幸いなことにChromebookにはターンオーバー液晶を備えた機種が多くラインナップされています。
更新期限は切れたもののC100PAもこの機構を備えています。
どうせ買い換えるなら、やはりターンオーバーを備えたほうが、私の精神衛生的に良いので、これを備えたものを物色することにしました。

そして中古ですが、手に入れたのはAsus Chromebook Flip C214MAでした。


AsusのChromebookはターンオーバーが可能な機種には名前に「Flip」がつくのでわかりやすいです。
C214MAは中古で4万円ほどしました。
同じ金額でIdeaPad Duetの新品が買えます。
しかしIdeaPad Duetのレビューを読むと、
 ・イヤフォンジャックがない
 ・MicroSDスロットがない
 ・キーボードを閉じてもピタッと止まらずブラブラしている
 ・ペンは別売り
などなど、私が気にしてしまうポイントがことごとく外れていたので、候補から外れました。
タブレット単体を考えるなら、Acer Chromebook Tab10をすでに持っているというのも大きかったです。

このFlip C214MA、同じターンオーバーが可能なFlip C100PAが10インチであったに対し、12インチと画面が大きくなり、キーボードも打ちやすくなりました。
もう一つの期限切れになったC201PAと同じサイズです。

C201PAはターンオーバー機構もタッチパネルも搭載していないのですが、おかげでかなり軽量で持ち運びには重宝していました。
それに比べるとC214MAは約1.3kgとずっしり来るのですが、多くのノートPCと比べると平均的な重量です。

セットアップはChromebookなのでGmailアカウントさえ入れれば、他のChromebookの設定が自動的に反映されるため、ほとんど何もすることがありません。
逆に言うと「新しい端末をセットアップするぞ! ひゃっほー!」という高揚感が薄いのがChromebookの難点と言えるでしょう。

こうしてブログの現行をタイピングしているわけですが、非常に打ちやすいキーボードです。
C201PAよりやや固めでしょうか?
C100PAよりも大きいため打ちやすいです。
周囲がゴムバンパーでぐるりと覆われているため、まるで軍事品を意識したデザインなのも格好良く、気軽にカバンに放り込んで持ち歩けます。

これはモバイルが楽しみになる端末です。

Yahoo!カーナビが新しくなった(今更感)

私は車の中のナビとしてAtotoのA6(初期型)を使っています。
最近アプリの更新が1つ更新するのに1日で終わらず、性能の限界を感じています。
具体的にはダウンロードが遅々として進まず、ダウンロード後のインストールにも1時間近くかかるという、心に余裕がない人には厳しい状態です。
やはりプアなCPUにメモリ1GBというのはAndroidナビの走りなだけに、そろそろ買い替え時なのかもしれません。
そんなAtoto A6ですが、Yahoo!カーナビのアップデートにやっと成功しました。
更新通知が来てから2週間以上かけてちょっとずつダウンロードを積み重ね、やっとの思いでインストール成功です。

起動した画面を見てびっくり!
単なるバグフィックスかと思ったら、画面の印象ががらりと変わりました。
まるでメーカー純正の本当のカーナビの地図を見ているようです。

横画面3Dモードにしたときの「青いカーテン」バグもやっと消えました。

ただ起動時の画面はちょっと見にくいですね。
走行中の視認性はイマイチ……
そういうときは中央下の「運転モード」で切り替えると、交差点名やランドマークが強調されるモードになり、見やすくなります。

更新に時間がかかったため、今気づきました。
念の為、スマホ版で確認したところ、レイアウトは同じものの、比率の関係でタブレットと認識されるAtoto A6とは印象が違いました。

国内カーオーディオメーカーも、Android Auto対応や、カスタマイズしたAndroidタブレットをカーナビとして活用する方向に動きつつあるため、Yahoo!もそれを意識したのかもしれません。

運転モードが実装され、本物のカーナビに近づいたYahoo!カーナビ
それだけみんなに利用されているということなのでしょうね。


2020年7月12日日曜日

まだまだ現役 Acer Chromebook C720

先月、今月と2台のChromebookの自動更新期限が切れました。
そこでふと思い出したのが私が初めて手にしたChoromebookであるAcer C720です。

Acer Chromebook C720は、日本では2014年発売ですがChromebookとしてはかなり初期のモデルで、Androidアプリにも非対応でした。
当然、自動更新の期限は2019年6月で切れており、Chromebookとしての寿命は終わっています。

セキュリティに関しての更新ができないだけなら、自己責任で使えばいいのですが、Chromeアプリの幾つかが動かなくなるので困りものです。
例えば、テキストエディタの「TEXT」は起動時にエラーを表示、設定も初期に戻ってしまい使いにくくなってしまいます。

しかし、このC720はRAMが4GB、CPUはCeleronを搭載しているためLinuxをインストールして動かすことができます。
内部の保護ネジを外すことでUSBからブートすることができるようになります。
さらに多くのChromebookと違い、HDDがM.2 SSDなので、大容量のものに変更することもできます。
おそらく一般的なノートPCを流用して作られたのでしょう。

私は以前16GBから64GBのM.2 SSDに交換した上で、GariumOSをインストールしたので、ChromeOSとのデュラルブート環境ができています。
ただし、このGariumOSもインストールしたのがかなり昔だったため、こちらもアップデートでChromiumが更新できませんでした。

試しにKLUE3.0をUSBブートしてみたら、これが結構よく動きます。
64bitのZorin OSも動くので、かなり現実的です。

しかしCPUのことを考えるとやはりこれに最適化されたGallium OSを入れ直すことにしました。
調べてみるとGallium3というバージョンが公開されている様子。
以前デュアルブートを行ったときのようにCtrl+Tを押してターミナルを起動。
そこからコマンドラインで……と思ったのですが、Chromeの期限切れのせいなのか、ターミナルがコマンドを受け付けてくれませんでした。
かくなる上はUSBブート。
これだとChromeOS領域が消されてしまうのですが、仕方ありません。
インストールは他のLinuxに比べて、短時間で終わりました。

Gallium起動状態では日本語入力環境が整っていないため、まずはアップデートを行い、その後「設定」「言語サポート」から「fcitx」を指定して再起動する必要がありました。

標準のブラウザがChromiumなのでChromebookから乗り換えるには非常に適しています。

しかもLinuxになったので、Chromebook以上に汎用性は上がりました。

これでまたしばらくはC720は一線で戦えますね。