Translate

2020年7月12日日曜日

まだまだ現役 Acer Chromebook C720

先月、今月と2台のChromebookの自動更新期限が切れました。
そこでふと思い出したのが私が初めて手にしたChoromebookであるAcer C720です。

Acer Chromebook C720は、日本では2014年発売ですがChromebookとしてはかなり初期のモデルで、Androidアプリにも非対応でした。
当然、自動更新の期限は2019年6月で切れており、Chromebookとしての寿命は終わっています。

セキュリティに関しての更新ができないだけなら、自己責任で使えばいいのですが、Chromeアプリの幾つかが動かなくなるので困りものです。
例えば、テキストエディタの「TEXT」は起動時にエラーを表示、設定も初期に戻ってしまい使いにくくなってしまいます。

しかし、このC720はRAMが4GB、CPUはCeleronを搭載しているためLinuxをインストールして動かすことができます。
内部の保護ネジを外すことでUSBからブートすることができるようになります。
さらに多くのChromebookと違い、HDDがM.2 SSDなので、大容量のものに変更することもできます。
おそらく一般的なノートPCを流用して作られたのでしょう。

私は以前16GBから64GBのM.2 SSDに交換した上で、GariumOSをインストールしたので、ChromeOSとのデュラルブート環境ができています。
ただし、このGariumOSもインストールしたのがかなり昔だったため、こちらもアップデートでChromiumが更新できませんでした。

試しにKLUE3.0をUSBブートしてみたら、これが結構よく動きます。
64bitのZorin OSも動くので、かなり現実的です。

しかしCPUのことを考えるとやはりこれに最適化されたGallium OSを入れ直すことにしました。
調べてみるとGallium3というバージョンが公開されている様子。
以前デュアルブートを行ったときのようにCtrl+Tを押してターミナルを起動。
そこからコマンドラインで……と思ったのですが、Chromeの期限切れのせいなのか、ターミナルがコマンドを受け付けてくれませんでした。
かくなる上はUSBブート。
これだとChromeOS領域が消されてしまうのですが、仕方ありません。
インストールは他のLinuxに比べて、短時間で終わりました。

Gallium起動状態では日本語入力環境が整っていないため、まずはアップデートを行い、その後「設定」「言語サポート」から「fcitx」を指定して再起動する必要がありました。

標準のブラウザがChromiumなのでChromebookから乗り換えるには非常に適しています。

しかもLinuxになったので、Chromebook以上に汎用性は上がりました。

これでまたしばらくはC720は一線で戦えますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿