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2021年2月17日水曜日

自動車のデジタルミラーについての考察

 一部の高級車に実装が始まったデジタルミラーですが、個人的に思うところがあったのでちょっと考察してみました。

きっかけは自分の車のドライブレコーダーを新しくしたことでした。

ミラー一体型のドライブレコーダーで、ミラー部が全面タッチ液晶になっているタイプです。

そしてリアカメラが付いており、ミラーには常時リアカメラの画像が表示され、デジタルルームミラーという形になりました。

そしてギアをリバースに入れれば、バックモニターにもなるという多機能なものです。

後方の映像がリアルタイムでクッキリと映し出されるので、これは見やすいだろうと思ったのですが、実際は思ったのと違ったのです。

私は歳のせいで老眼になっています。

そのため、遠くから近くに視点を移すとピントが合うのにもたつくようになりました。

運転中は前方十数メートルを見ています。

そしてバックミラーに視線を移しても、実際は鏡越しに後方十メートルあたりに視点を合わせます。


ところがデジタルモニターとなっているルームミラーまでは50cmほどの距離。

十数メートルから瞬時に50cmまでピントを動かすのは老眼ではつらい作業です。

かといって、ピントが合うまで1秒ほどミラーを注視している暇は運転中にはありません。

目の調子がいいときには、まだいいのですが、疲れているときには致命的です。


一応、液晶を消して、鏡のように使うこともできるので、基本的にはこちらを使うことにしています。

ルームミラーは消灯することでこのように光学ミラーになります。

しかし、最初からのデジタルサイドミラー実装車は、そもそものサイドミラーが付いておらうず、車内に設置されたモニターに映る映像が全てになります。

助手席側のモニターは1m以上の距離がありますが、運転席側のモニターまではやはり50cmほどなので老眼によるピントの遅れは深刻になりそうです。


デジタルサイドミラーは後付のキットも売られています。
デジタルに置き換えることで、雨天時や、夜間の情景を映像感度を上げることでクリアに見せることが出来たり、後方車のハイビームが眩しいときには自然に減光するなどができるようなので期待していたのですが、老眼には厳しいものであったようです。


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