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2012年1月22日日曜日

無能力ヒーロー映画を考察してみる

今日はmobileの話題ではなく映画の話題です。
 
先日「スーパー!」という映画をBlueRayで見ました。
この映画は去年劇場公開していたのですが、都内では渋谷のみだったので観に行く機会がなかったのです。
それを先日BlueRayで購入し、見てみました。
どんな内容かというと……
 
 【ストーリー】
冴えない夫フランクは、セクシーでイカれたドラッグディーラーを追って彼の元を去った妻を取り戻すために、クリムゾンボルトに変身! 
お手製のコスチュームを身に纏い、エッチでクレイジーな相棒ボルティーと共に危険地帯の犯罪に立ち向かう。
すべては愛する妻のため。でも世の中、思い通りにはいかないもの。想定外のエンディングに向け、クリムゾンボルトは猛ダッシュ! 
やっぱり男はつらいよ…。遠い昔に定められた不変の掟。子どもに猥褻な行為はしない。列に割り込んだり車に傷をつけたりしない。もし掟を破ればクリムゾンボルトが許しません!!!





というもの。
これを見て映画好きならピンと来るのが「キック・アス」ですね。

【ストーリー】
デイヴ・リゼウスキ(アーロン・ジョンソン)は、コミックのスーパーヒーローに憧れるギーク少年。誰もヒーローになろうとしない事に疑問をもった彼は、自分で本物のヒーローになろうと思い立ち、ネットで買ったスーツを着てヒーロー活動を開始する。










そしてもう一つ思い出される映画がこちら「ディフェンドー」
【ストーリー】
アーサー・ポピントン(ウディ・ハレルソン)は、昼間は道路工事現場で働く素朴な人物。
しかし、彼は夜になると、自らが作り出したスーパーヒーロー“ディフェンドー”に変身し、
ビー玉や、パチンコといったお手製の武器で、市民を悪の手から守るためパトロール!
あるとき、若い売春婦キャット(カット・デニングス)を助けたことをきっかけに、彼の母親を殺した“暗黒街の総師”の居場所がわかり…。







この3つの映画に共通して言えるのは、「特殊能力を持たないただ正義感が強いだけの人間」であることです。
ヒーローにあこがれ、手作りのスーツでヒーロー活動をしていたが、ふとしたことから凶悪犯罪に巻き込まれる……という展開も共通です。
しかしこの3本の映画を見比べると「ディフェンドー」だけがリアルで、他の2本がアンリアルであることがわかります。

この3ヒーローにはどこかしら「復讐心」があります。
「スーパー!」のフランクは、麻薬の売人に妻を奪われています。
「キックアス」は彼自身ではないものの知り合いの父が目の前で殺されます。
「ディフェンドー」のアーサーは母殺しの犯人を追っています。
そしてストーリー展開上、最終的にはその相手に復讐を果たすわけですが、「ディフェンドー」だけは最後まで「銃を手に取らない」のです。

他の2ヒーローは最終的に重火器をぶっ放して悪党と戦います。
殺す気満々なのです。
ヒーローがヒーローたるゆえんは「殺さず」にあると私は考えます。
その王道的な前提があるからたまに「パニッシャー」のような「ダークヒーロー」が成り立つわけです。
「罪を憎んで人を憎まず」とはヒーローのためにある言葉です。
そして「ディフェンドー」は最後までその精神を貫いたのに、他の2ヒーローはあっさりとそれを破ってしまった。
このあたりが残念でなりません。

そういえば「グリーンホーネット」も最後の最後まで殺さずを貫こうとしましたよね。

特に「キックアス」は主人公が高校生なだけあって、絶対に殺しをして欲しくなかったです。