Translate

2014年4月6日日曜日

Dual-SIM 端末の使いこなしを試してみる

ここのところ、色々なところで記事を見かける「ポラスマ
Dual-SIMなので、2枚のSIMを切り替えることで電話とデータ通信を安くモテるということを売りにしているようです。
 
そういえば私もDual-SIM端末を持っていました。
IOXY S4つシリーズです。

IOXY S4つのSIMスロットは同時待ち受けこそ出来ないものの、両方ともW-CDMAに対応しています。
そこで、2枚のSIMを入れてみました。
 1)Softbank プリモバイル(音声通話あり、S!メールあり、データ通信なし)
 2)DTI ServersMan SIM(音声通話なし、SMSオプションあり、データ通信あり)
音声通話に特化したプリモバイルSIMと、データ通信に特化したSIMという異なる用途の2枚です。
 
結果から言えば、ポラスマの売りのように「切り替えることで音声通話と、データ通信を行うことが可能」と分かりました。

先にも書きましたが、同時待ち受けは出来ません。
常にどちから一方しか有効にできないのです。
これはどちらか一方を3G(W-CDMA)として動かすと、もう一方は強制的に2G(GSM)として動作する仕様のためです。
日本にはGSM規格の電波が飛んでいないため、3Gが有効な一方しか使えないわけです。
 
では、この切替は簡単にできるのでしょうか?
残念ながらワンタッチで切り替えるという気軽さはありません。
数段階の手順が必要になります。
 
【設定】
まずこれがSIM managementの設定です。
音声通話のSoftbankをスロット1に入れ、スロット2はデータ通信SIMを入れています。
両方のSIMを有効にしているのですが、アンテナを見るとデータ通信SIMしか動いていないことがわかります。

【手順2】
まず、設定>モバイルネットワーク設定からData connectionを行うSIMを選択します。
現在はDOCOMOと書いてあるとおりデータ通信SIMが選択されています。
音声通話を有効にするにはこちらを「Softbank」に変更します。
 
【手順3】
つづいて3G serviceをタップし、「Enable 3G」の設定を行います。
こちらもDOCOMOからSoftbankに変更します。

【手順4】
さらにGSM/UMTSネットワーク設定を「WCDMA only」になっているか確認します。
これがauto modeだと以前の設定を引き継ごうとするので、強制的にWCDMAに切り替えさせます。

すべてが完了すると、切り替えが行われます。

完全に設定が切り替わるまでは1分くらいかかりますが、これでSoftbankのプリモバイルに切り替わりました。
アンテナが切り替わっているのがわかると思います。
データ通信に戻すにはDOCOMOを選びなおして同様の手順を行います。
 
慣れればそれほど手間では無いかもしれませんが、これらをワンタッチで行ってくれるアプリがあれば快適になるでしょう。
「ポラスマ」は子供に持たせる用途として売られるのですが、これを子供が使いこなせるかというと……ちょっと疑問ですね。
 
ただこれで運用できた場合、
 プリモバイル2ヶ月で3000円 + データ通信SIM1ヶ月500円(2ヶ月1000円)
なので、1ヶ月あたり2千円で維持することが出来ます。
 
手間を我慢すればかなり安い回線維持方法になると思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿